皆様こんにちは(^^)
僕はこの夏、家庭用大型プールの水を排水するため水中ポンプを買ったのですが、ウェブ上には水中ポンプに関する情報が少なく、商品選びに困りました…。
そこで、この記事では、水中ポンプを選ぶ際の注意点や僕が使用しているオススメのポンプ工進(KOSHIN) 清水用水中ポンプ ポンディSM625Hの性能について徹底紹介していきますので水中ポンプをお探しの方は参考にしてください!
水中ポンプといっても種類は様々で、ご自身の用途に合った種類のポンプを選ぶ必要がありますので、初めに水中ポンプの種類についてタイプごとのメリット・デメリットご紹介していきます。
エンジンタイプ・電動タイプ
水中ポンプの動力としては、主にエンジンタイプと電動タイプがありますが、大きな違いはそのパワーだと思います!
電動タイプに比べてエンジンタイプはパワーが格段に段に高いので、水をくみ上げる力や遠くに散水する力も全く違ってきます。
また、電動タイプに比べ、エンジンタイプでは電力を供給できない場所でも利用することができますので、この点についてもメリットと言えるでしょう。
ただし、エンジンタイプは大きさが大きく、値段も結構高くなってきますので、家庭で使用するには電動タイプを好む人の方が多いと思います。
それぞれのメリット・デメリットについては下の表のとおりです。
汚水タイプ・清水タイプ
ポンプを故障から守り、長く使用する上で考慮しておかなければならないのが、汚水タイプか清水タイプかの違いです。
ポンプはモーターやエンジンでフィンを回して水を吸い上げる単純な仕組みになっていますが、水はフィンが回る狭い隙間を通過していきますので、ゴミなどが詰まり、故障する可能性は大いにあります。
水中ポンプでも汚水タイプのものはフィルターなどで目詰まりを防止する装置が付いているのですが、清水タイプにはそういった装置があまり充実していないので、清水タイプのポンプで汚水を吸い上げてしまうと目詰まり等を起こして故障の原因になるのです。
ちなみに、ポンプには
・清水のみ可能なタイプ
・濁り水くらいなら使用可能なタイプ
・汚水でも使用可能なタイプ
など、いくつかの種類に分かれていますので、ご使用の用途に合わせて選んでください。
※なお、今回ご紹介する、ポンディSM625Hについては、清水タイプのポンプですが、家庭用プールの残り水、井戸水から吸い上げた未消毒の水には問題なく使用できています。
淡水タイプ・海水タイプ
水中ポンプには淡水タイプと海水タイプがありますが、その大きな違いは
海水タイプは錆びにくい構造になっている
ということです。
淡水と違って海水には錆びを促進する塩(塩化ナトリウム)が含まれていますので、淡水タイプで海水を吸い上げてしまうと、内部から錆びる可能性が高くなります。
この点、海水タイプについては、さびにくい素材を使用しており、また商品によってはモーターが海水に浸からない構造になっているため、比較的錆びの発生を抑えることができるのです。
あなたがもし海水での使用を検討しているのであれば、迷わず海水タイプのポンプを購入した方がいいと思いますが、逆に海水タイプで淡水をくみ上げる分については問題ありませんので、海水で使用する可能性がある方は、海水タイプを購入しておいてもいいかもしれませんね。
水中ポンプの選び方・注意点
ここからは、ポンプの選び方や注意点について、僕の例を元に
・どこの水をくみ上げたいのか?
・どれくらいの力でくみ上げたいのか?
・どれくらいの散水能力が必要なのか?
など点から紹介していきますので、ご自身の利用シーンをイメージしながら読んでください。
水圧は十分か?
冒頭でもご紹介しましたが、僕の場合、ポンプを使用する主な目的は
・家庭用大型プールの残り水をくみ上げる
・くみ上げた水を芝や樹木にスプリンクラーで散水する
という目的ですが、一番最初に悩んだのが、
どれくらいの水圧があればスプリンクラーを回せるのか?
という問題でした。
我が家では普段、1本の水道で3個のスプリンクラーを回しながら芝に散水しているのですが、水圧を弱めれば、3個目がうまく回ってくれません。
ですので、最低でも水道水並みの水圧は確保できるポンプを買う必要があったのです。
なお、水中ポンプの値段はピンキリですが、水圧などの性能はだいたい値段に比例しますので「時間がかかっても良いし、水圧は弱くても大丈夫」という人は別として、ある程度の水圧が必要な方はそれなりお金を出してポンプを買った方がいいと思います。
※僕が買ったポンプの水圧は後半で検証しますので参考にしてください。
汚水か清水か?
水圧の次に、僕が悩んだのが、
プールの水は清水なのか汚水なのか?
という問題でした。
僕の場合、プールの水は除菌剤を入れながら1週間程度使用するのですが、1週間すると水が濁り始め、人間が泳ぐには少し不衛生かな…というレベルまで汚れます。
そこで、僕は清水用のポンプを買うべきか、濁り水用のポンプを買うべきかを少々悩みましたが、プールの水には目に見えるような不純物は浮遊していないので、清水用のポンプを選ぶことにしました。
なお、汚水用のポンプで清水をくみ上げることには特に問題がありませんので、もし将来的に「川の水などもくみ上げるかもしれない」と思われる方は、汚水、もしくは汚れ水用のポンプを買っておいた方がいいかもしれませんね。
排水可能な水位はどれくらいか?
最後に悩んだ問題が
どれくらいの深さまでくみ上げられるのか?
という問題でした。
僕の場合、プールの水を排出するのが主な目的ですので、できるだけ底まで水をくみ上げることのできる水中ポンプを探していました。
なお、ほとんどの水中ポンプは製品の底に穴が開いていて、底から水をくみ上げる構造になっているのですが、ポンプの種類によって”くみ上げることのできる水位”は異なってきます。
例えば、僕が買った水中ポンプポンディSM625Hは水冷タイプで、かつ水位が下がればエアーを吸い込んでしまうタイプなので、”本体の3分の1までの高さ”までしか水くみ上げることはできませんでした。
商品によっては深度1センチくらいまで水を吸い上げることのできる商品もあるので、それらの商品とどちらを買うか結構迷いましたが、結局は値段や他のメリットを総合的に判断してポンディSM625Hを選ぶことにしたのです。
こちらの商品は低水位(5mm)まで水をくみ上げることができる清水用のポンプで、かつお値段もかなり安いので、最後まで購入を迷いまいしたが、スプリンクラーでの散水には少し水圧が弱いかな…と思って、ポンディSM625Hを選びました。
水中ポンプの吐出量・揚程とは?
水中ポンプを選ぶ際によく比較されるのが”吐出量と揚程”という値ですが、いまいち分かったようで分からない言葉だと思います。
そこで、ここからは、水中ポンプの吐出量・揚程について、僕が購入した水中ポンプを基準にしてご説明していきたいと思います。
ポンディSM625Hの最大吐出量と揚程
ポンディSM625H | 値 |
最大吐出量 | 50ℓ/min |
最大揚程 | 15m |
吐出量とは?
吐出量は言葉の通り、ポンプが排出(吐出)できる水の量を示していますので、この数値が大きければ大きいほどポンプのパワーが強いといえます。
例えば、50ℓ/minという数値であれば、
1分間に50リットルを排出できる(吸い上げられる)ということになります。
ただ、注意が必要なのは、吐出量は水を吸い上げる高さや排出する距離が高く(長く)なれば量が低くなるということです。
上の写真を見てもらえれば分かりやすいと思いますが、ポンディSM625Hの場合、
・1メートルの高さに水を吸い上げる場合は1分間に48リットル
・14メートルの高さに水を吸い上げる場合は1分間に7リットル
・10メートル遠くに排出する場合は1分間に47リットル
・50メートル遠くに排出する場合は1分間に33リットル
という風に高さや距離が高く(遠く)なるほど、吐出量が減少することが分かります。※数値は使用するホースの太さによっても変化します。
揚程とは?
揚程とは、ポンプでくみ上げることができる高さを示しています。
例えば最大揚程15m
の場合、15メートルの高さまで、水をくみ上げられることになります。
※当然、吸い上げられる水の量は減少します。
水道水の大吐出量と揚程はどれくらい?
水道水の吐出量と揚程(概算)
(口径が13mmで水圧0.1MPa(メガパスカル)の場合)
水道水 | 値 |
吐出量 | 約 21ℓ/min |
揚程 | 約10m |
吐出量や揚程がいくら!と言われても、これらの数値は日ごろ馴染みのない単位ですのでいまいちピンと来ないのではないでしょうか?
では、日ごろ使い慣れている水道水はどれくらいの数値なのでしょうか?
水道と水中ポンプではそもそもの仕組みが違いますので、水道水を吐出量と揚程で表すことはあまりないのですが、平均的な水道(口径が13mmで水圧0.1MPa(メガパスカル)の場合、水道を全開にすれば、1分間に約21リットルの水を送り出すことができ、理論上は10メートルの高さまで水を送り届けることができるらしいです。
工進(KOSHIN) の水中ポンプ(ポンディ)とは?
今回ご紹介する水中ポンプ”ポンディSM625H”を販売するのが工進(KOSHIN)という会社ですが、こちらの会社は、京都府に本拠地を置く、昭和23年創業のれっきとした日本の老舗企業になります。
会社は創業以来、ポンプ一筋で販売をしており、水中ポンプの販売についても非常に信頼のおける会社だと思います。
その工進さんが販売する水中ポンプのシリーズがポンディ!!ポンディシリーズは家庭用の安価なものから農業用でも使用可能な比較的高価なものまで様々なバリエーションがあり、使用のシーンに合わせて幅広い種類の中から自分に合った水中ポンプを選ぶことができます。
ポンディSM625Hの性能を検証
ポンディSM625Hの最大吐出量と揚程
ポンディSM625H | 値 |
最大吐出量 | 50ℓ/min |
最大揚程 | 15m |
ポンディSM625Hは同サイズの水中ポンプの中でも特にパワフルな排水力を誇る商品で、最大吐出量は50ℓ/min、最大揚程は15m、となっています。
ただ、僕も含め、水中ポンプ素人からすれば、吐出量や揚程と言われてもピンと来ないのが実情ではないかと思います。
そこで、ここからはポンディSM625Hのパワーを誰にも身近な水道水と比較していこうと思います。
水道のパワーと比較
水道水の吐出量と揚程(概算)
(口径が13mmで水圧0.1MPa(メガパスカル)の場合)
水道水 | 値 |
吐出量 | 約 21ℓ/min |
揚程 | 約10m |
ポンディSM625Hの最大吐出量と揚程
ポンディSM625H | 値 |
最大吐出量 | 50ℓ/min |
最大揚程 | 15m |
今回は、ポンディSM625Hのパワーを吐出量約21L毎分、揚程約10mの家庭用水道と比較してみましたが、その違いは言葉で説明するより動画を見てもらった方が分かりやすいと思います。
下の画像と動画は
ポンディSM625Hで1m吸い上げた水圧(奥側)
VS
水道水を全開にした状態の水圧(手前側)
を比べています。
画像&動画のうち、奥の勢いが良い方がポンディSM625Hになりますが、その差は歴然だと思います。
※あくまでも個人の実験結果です。またホースの長さは若干違います。
ポンディにオススメのホース
ポンディSM625Hにはホースを取り付けるための複数のアダプターがセットになっていて、
15㎜~25㎜
までのサイズのホースを取り付けることができます。
なお、一般的な家庭用ホースのサイズは内径15㎜が基本で、最近では7.5㎜~9㎜の細いタイプのホースも数多く販売されていますので商品を選ぶ際には注意が必要です。
僕は他の設備との汎用性・利便性を考えて、一般的な家庭にある内径Φ15mmホースを購入しましたが、この太さのホースはアダプターなども多く販売されていますので使い勝手は一番いいと思います。
※ホースは細くなればなるほど水圧が低下し、散水能力などが落ちますので、ホースのサイズについては、ご使用の用途に合わせて選んでいただければいいと思います。
ホースを選ぶ際の注意
僕はポンディ用に一般的な15mmホースを購入しましたが、ホースを購入する際に注意しなければならないのが、
内径
です!
ポンディに装着できるホースは内径が15mmですので購入する際は外径ではなく内径の大きさを確認しておきましょう。
この他に、ホースを選ぶ際に注意したポイントが、
ねじれにくいホースを選ぶこと
です!
ポンディなどの水中ポンプは排水口を塞いでしまうことによって、排水の行き場が無くなりモーターなどに負担がかかってしまうのですが、安物のホースだと、ホースを伸ばしているうちにすぐねじれてしまい、排水が止まってしまいます。
仮に排水口を塞いだ場合、ポンプにどれくらいの負担がかかるのかは未検証ですが、長くポンプを使用するためにはねじれが少なく、排水性の良いホースを購入した方が良いと思います。
タカギ製の内径Φ15mmホース
まとめ:おすすめの水中ポンプ"ポンディSM625H"の性能を徹底検証
いかがでしょうか?
排水ポンプといっても用途に応じて様々な製品があるので、購入を悩まれる方も多いのではないでしょうか?
まだまだウェブ情報の少ない排水ポンプですが、この情報が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです^^
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