サーフィンでやってはいけないこと!ルールやマナーを徹底解説!

サーフィン

こんにちは、Maruです!

僕は15年以上サーフィンをしていますが、世間から見るサーファーのイメージは、ハッキリ言ってあまり良くないです…。(モテると思ったら大間違いです笑)

ただ、ルールやマナーを守らない素行の悪いサーファーが非常に多いのも事実で、僕がもしサーフポイント近くに住む住民であれば、「サーファーは来ないでほしい!」と思うでしょう。

そんなイメージを少しでも払拭すべく、これからサーフィンを始めようという人は

サーフィンの最低限のルールとマナー、そして注意点

を知っていただいて、全ての人が気持ちよくサーフィンできるようにして欲しいと思います。

偉そうに言いましたが、僕もサーフィンを始めてすぐの頃は、周りの人に迷惑をかけてきました…汗

この記事ではそんな実体験や失敗談も踏まえてご説明していきますので是非ご覧ください!!



はじめに:サーフィンは独特なスポーツ

スノーボードやスケボーと同じ”横乗り系スポーツ”であるサーフィンですが、サーフィンは少し特殊なスポーツであり、他のどのスポーツとも違う面があります。

その理由として挙げられるのが

・誰も管理していないフィールド(海)でする

・ローカル※文化が根付いている

という点だと思います!

これらの理由から、サーフィンでは独特のルールや危険性があり、知識もなくサーフィンしていると、”自分が大けがをしたり、他人に迷惑をかける”ことも大いに考えられるのです。

それでは、詳しく説明していきます!

※この記事でローカルとはサーフポイントの近くに住んでいる住民&サーファーを指します。明確な範囲の定義はありませんが、そのサーフポイントやエリアを大切に思っている方々ですので、ローカルはリスペクトして「お邪魔します!」という気持ちを持って迷惑をかけないようにサーフィンしましょう。

サーフィンのルール&マナー(海に入るまで)

ローカル(地元住民)に迷惑をかけない

先ほども説明しましたが、サーフポイントの近くに住んでいるローカルの方々はその場所を昔から大切にしてきた方々です。

そんな場所に、遠方から知らないサーファーがたくさん来て、ポイントを荒らしていけばどう思うでしょうか?

自分に置き換えて考えると「もう来るな!」と言いたくなります。

海は誰のものでもありませんが、ローカルサーファーの方々などは、定期的にビーチを清掃したり…と、ビジターサーファーがしないような管理をしてくれている人も多くいます。

逆に、自分がローカルだから、という理由だけでルールも守らず我が物顔に振舞う人もいますが、ローカル(特に地元住民の人々)はリスペクトして、迷惑をかけないようにしましょう!!

駐車場所&方法に注意

最近ではサーフポイントに駐車場やシャワーなどの施設が完備されている場所が多いですが、まだまだ、施設が完備されていない場所や駐車場が少ない場所も多くあります。

そんな場所で見られるのが、

路上駐車などの迷惑駐車

です。

僕が良く行くポイントでは、遠方からのビジターサーファーが知らずに民家や工場の入り口に迷惑駐車するケースがよく見られ、今ではコーンや注意書きが書かれています。

この他にも早朝や夜間のアイドリングも気を付けなければなりません。

サーフィンでは日が昇る前にポイントに着いてしまうことや、車中泊することもあると思いますが、近くに民家がある場合などはアイドリングエンジン音がうるさくて住民に迷惑をかけることや、排気ガスで迷惑をかけることも考えておきましょう。

ゴミは持ち帰る

たばこのポイ捨てや食べたものを捨てることは論外ですし、今どきそんな非人道的なことをする人も少ないと思いますが、気が付かずにしがちなのが、

ワックスのごみ

です。

サーフィンではボードにワックスを塗らなければなりませんが、ワックスを最後まで使い切ることが難しいので、最後に残った小さい消しゴムサイズのワックスをその辺に捨てる人を見かけたことがあります。

これに加えて、ワックスは塗っている時にボロボロ落ちることがありますので、そのカスなどにも注意しましょう。

サーフィンではごみを出さないことはもちろん、ビーチから帰る時、”足元に落ちているゴミを一つ持ち帰る”くらいの気持ちでサーフィンしましょう!

交通ルールを守る

サーフポイントは田舎にあることがほとんどで、少しメジャーなポイントなどは、道の細い奥まった場所にあることが多いです。

そんな中、サーフィンに行っていると、

細い道にも関わらず、猛スピードで走る県外ナンバーのサーファーっぽい車

地元の高齢ドライバーをあおるように運転するサーファー風県外ナンバー

を見かける時があります。

先ほども言いましたが、地元で住んでいる方々からすれば、我々サーファーは外ならぬ厄介者にすぎません。

そんなサーファーが地元で危険な運転をしていればどうでしょうか?

もちろんサーフポイントの近くだけではありませんが、サーフポイントの近くでは、”地元の方々が絶対優先”という気持ちをもって思いやりのある安全運転を心がけましょう!

施設のルールを守る

サーフポイントにはシャワーなどが完備された場所が多いですが、その施設の使い方が悪いサーファーもよく見かけます。

例えば、

・トイレの水道で足などを洗って排水溝に砂が詰まっている

・火の取扱い禁止の場所でBBQをしている

などは時々目にしますが、下手をすれば、一部のマナーが悪いサーファーのせいで、施設自体の使用が禁止されることもあり得ますし、何よりも施設を清掃管理してくれている地元の方々に申し訳がたたないと思います。

施設によって規則はばらばらですので、看板等をよく読んで規則違反が無いようにしましょう!!

大人数で入ることは避ける

サーフポイントは限られていて、波がきれいにブレイクする場所はさらに少なくなります。

そんな中に全国各地からサーファーが押し寄せるので、夏シーズンや週末になるとサーフポイントは混雑しがちです。

これは別に悪いことではないのですが、誰しも混雑する海は好きではないと思いますので、お互いの配慮が必要だと思います。

例えば自分が一人でサーフィンしている時、フル乗車のハイエースが2台くらい来て、一気に10人くらいのサーファーがポイントに入ってくればどうでしょうか?

いい気はしませんよね(笑)

この気持ちは誰でも同じだと思いますので、お互いに配慮してできるだけ少ない人数でサーフィンに行きましょう。

※河口やリーフポイントに大人数で入ると、ローカルの人に「帰れ!!」と怒られることもあります!!

サーフィンのルール&マナー(海に入ってから)

前乗り禁止”ワンマン・ワンウェーブ”

サーフィンでは、沖から押し寄せてくる横一直線の波に乗るわけですが、一度に押し寄せてくる横一本の波に乗れるのは、基本的に1人です。

これを、

ワンマン・ワンウェーブ(一人一本の波)

と言います。

例えば、自分の前に波が来てテイクオフしようと思うとき、その波に他の誰かが乗っていればテイクオフしてはいけません。

ただ、実際のサーフィンではタイミングが微妙でどちらが先か分からないこともありますし、沖から先に乗った人が先か?先にテイクオフした人が先か?ルールが微妙に違う場合のあります。

このように、ワンマン・ワンウェーブのルールは少し曖昧な部分もありますので、初心者であれば、”自分よりうまい人に波を譲る”という謙虚な気持ちを持ってサーフィンしましょう。

少なくとも、横に滑っていけるようになるまでは他の人の邪魔になる可能性が高いですからね…。

 

沖に出る時の注意点

サーフィンでは沖に出る時も注意が必要です。

僕がライディングしている時にもよくあるのが、

自分が乗っていく方向(ライン上)に初心者の人がボーっと波待ちしていてぶつかりそうになるケース

ですが、サーフィンでは

ライディングのライン上は避ける

というルールがあります。

スノーボードでは基本的に斜面全てを滑ることができますので、”ライン上で邪魔をする”という概念はあまりありません。ゲレンデで座り込んで写真を撮っている人も結構いますからね…。

これに対して、サーフィンでは波のパワーゾーンでなければ滑ることができませんので、せっかくの良い波でもライン上で邪魔をされたらプルアウトするしかない場合もあるのです。

ですので、自分が沖に出ている時、沖の方から乗ってきている人がいれば、ラインを予想して、避けてあげる必要があるのです。

ローカルが大事にしているポイントは注意

最後に説明するのが、通称ローカルポイントに対する注意です。

海は誰のものでもありませんが、場所によってはローカルサーファーが大事にしているポイントがあります。

例えば、湾になっているリーフポイントそのものであったり、ビーチでも一部のポイントブレイクなどでローカルポイントとなっている場所があります。

今ではあまり厳しいローカルポイントは聞きませんが、十数年前ではローカルポイントで邪魔をして殴られた、とか駐車していた車の窓ガラスを割られた…といった事件も聞いたことがあります。

このように、ポイントによっては非常にルールが厳しい場所もありますので、そんな場所については、初心者は入らないとか、1、2人の少人数で入るといった配慮をしましょう。

筆者の体験談(失敗談)

僕は基本的に、ビビりで慎重な性格なので、サーフィン中も基本的にビクビクしています(笑)

サーフィン初心者の頃は、沖から乗ってくるサーファーがいないかビクビクしながらテイクオフしていました。

そんな僕も何度か前乗りをしてローカルサーファーに怒られたことがあります。

一回目は、サーフィン初心者の僕にしては大きいサイズ(胸~肩)でサーフィンしていた時でした。

その日はサイズに加え、ブレイクも少し早かったので、サーフィン初心者の僕にとってはかなりハードなテイクオフをしなければなりませんでした。

そんな中、沖から良い波が来て僕の目の前でブレイクしたので、余裕のない僕は

「すでに奥の波は崩れているし、自分の奥から人が乗ってこれることはない」

と思って思い切りテイクオフしました。

そして、次の瞬間、僕の少し奥からテイクオフしてきたサーファーとぶつかりそうになったのです。

この時、僕は相手からかなり怒鳴られましたが、ボードや体同士の接触もなく何とか事なきを得たのです。

この教訓から言えることは、

上手い人は結構厳しいコンディションでもテイクオフしてくる!

ということです。

掘れた波が崩れかかっている時など、自分では無理だと思うタイミングでも、上手い人はテイクオフして乗ってきますので、注意してください。

次の失敗談はボードが接触した話です。

この日は、天気も良く、腰腹くらいのタルめの波でサーフィンしていました。

そして、目の前にグーフィーと思われる波が来たのです。

僕の横にはちょっと怖そうなおじさんサーファーがいたので、僕はそのおじさんにグーフィーを譲り、レギュラーでテイクオフしようと考えました。

そして、おじさんと同じタイミングでテイクオフした瞬間、おじさんがレギュラーの方に乗ってきたので、ボード同士がぶつかったのです。

そのまま、波に巻かれたおじさんと僕ですが、海面に上がると同時におじさんがものすごい形相で僕の方にパドルしてきて、髪を掴まれた状態で「とっとと帰れ!」と怒鳴られました。

ボードの衝突自体は軽く「コツ」っと音がしたくらいで済んだので、損傷等はありませんでしたが、この日はテンションだだ下がりで帰宅し、しばらく嫌な気持ちは続きました。

結局、この時にどのような波がブレイクしたのかは分かりませんし、僕が正しかったのかおじさんが正しかったのかは分かりませんが、この教訓から言えることは

波のブレイクを見極められないうちは無理をしてテイクオフするな

ということです。

近くに他の(上手そうな)サーファーがいるときは、そちらに譲るくらいの謙虚な気持ちでサーフィンしましょう!!

車の運転もそうですが、人間は慣れてきた頃が一番危ないです(笑)

まとめ:サーフィンでやってはいけないこと!ルールやマナーを徹底解説!

まとめてきましたが、いかがでしょうか?

サーフィンはとても楽しいスポーツですが、特殊な一面を持つスポーツでもありますので、知識なくトライすると、いろんな人に迷惑をかける可能性があります。

また、せっかく楽しいサーフィンなのに、プレイ中に怒られるようなことがあれば、一日不快な気持ちで過ごすことにもなります。

海は誰のものでもありませんが、そこを大切に思っている人がいることも事実です。

例えば自分が子供のころから遊んでいた裏山に、知らない人がたくさんきて荒らしていったら嫌ですよね…(笑)

これからサーフィンを始める人やすでにサーフィンをしているけどルールを知らないという人が、こちらの記事で少しでもルールを知ってもらえたらうれしいです。

サーフポイントの危険性や注意点については下の記事でまとめていますので参考にしてくださいね!

サーフポイントの種類と危険性などを現役サーファーが解説

ではまた次の記事で会いましょう。

 

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