サーフィンのウェットスーツの選び方を現役サーファーが解説

サーフィン

サーフィンを始めたいけど、海パンしかもっていない!どんなウエットスーツを選べば良いか分からない!ってサーフィン初心者だとあるあるの悩みですよね。

現役サーファーの私がそんな悩みを解決します。

実際に私がウェットスーツを購入する際の体験談も紹介しますね。



サーフィンのウェットスーツの種類

サーフィンのウェットスーツには大きく分けて8種類あります。

1.ドライスーツ(真冬用)
2.セミドライスーツ(真冬用)
3.フルスーツ(春・秋~初冬用)※通称ジャーフル
4.シーガル(春・初夏・秋用)
5.ロングスリーブスプリング(春・初夏・秋用) 
6.スプリング(夏用)
7.タッパー&ベスト(真夏用)
8.ショート&ロングジョン(春~夏~秋用)

ただ、これを全て揃える必要はなく、ご自身の予算やサーフスタイル、ホームポイントの状況などに合わせて選んでいただければと思います。

サーフィンのウェットスーツを選ぶポイント

サーフィンのウェットスーツを選ぶポイントはいくつかあります。

  1. どのシーズンで着るのか?(春夏秋冬)
  2. どこの海でサーフィンするのか?(太平洋・日本海等)
  3. オーダーが既製品か?
  4. デザインをどうするか?

ざっとこんな感じですね。

それでは、1から4の項目について、僕の体験談も交えながらそれぞれ詳しく解説しますね。

ポイントその1:どのシーズンに着るのか?

ウェットスーツを購入する前に、自分がどの季節にそのウェットスーツを着たいのかを考える必要があります。

僕は、

春~夏にシーガルとタッパ
夏~秋にフルスーツ
秋~冬にセミドライスーツとドライスーツ

を着ていますが、サーフィン初心者で予算がない!という人は

春~夏にスプリング
夏~冬にセミドライ

などで我慢しなければならない場合もあると思います。

僕の経験上、冬もサーフィンをするのであれば、セミドライは必須だと思いますので、まずセミドライを買って、その次はスプリングなどを買っていけばいいと思いますね。

ポイントその2:どこの海でサーフィンするのか?

その1の項目で、「まずセミドライを買うべき」と紹介しましたが、これはあくまでも太平洋のポイント(関東以南)でサーフィンする人目線で紹介したものになります。

サーフィンをする環境は大きく

・春夏秋冬
・太平洋・日本海
・関東以北か以南か

くらいに分けることができますが、太平洋では沖に黒潮が流れていて温かい水が入ってくるので、日本海に比べたら断然海水温が温かいです。

これに対して日本海は北風とともにウネリが入ってくるパターンが多いので、海水温はぐんと下がります。

ですので、仮に自分が日本海に面した地域に住んでいて、冬の日本海でサーフィンしたい!というのであれば、ドライスーツに加え手袋、ブーツ、ヘッドキャップは必須ですね!!

僕も冬の日本海でサーフィンしますが、本当に水が冷たく、ドルフィンスルーをするたびに鼓膜が締め付けられるような痛みが走ります(笑)

 

ポイントその3:オーダーか既製品か?

ウェットスーツは既製品を買うか、フルオーダーで注文して買うか、の2択に分かれるのですが、正直言いますと、絶対にフルオーダーで注文した方がいいです。

値段は1.5倍~2倍くらいになるかもしれませんが、自分の身体に合っていないウェットスーツを選んでしまうと、結果的に

タイトすぎてパドルがめちゃくちゃしんどい

緩すぎて水が入ってきて、保温効果が全くない

という結果になってしまい、買い替える羽目になると思います。

※自分が標準的な身長体型であれば既製品でも大丈夫かもしれませんが…

ちなみに、僕は少し筋肉質な体型で足が太いのすが、最初に既製品を買った時はパドルが回らずに溺れそうになった経験もあります。

ポイントその4:デザイン

サーフィンのウェットスーツにもいろいろなデザインがありますが、初心者であれば無難な黒を選びましょう(笑)

半分は冗談ですが、初心者が海で目立っても良いことが無いので、周りから目立ちにくく、汚れも目立ちにくい黒が無難だと思います。

僕の経験から言うと、初心者は悪気がなくても周りのサーファーに迷惑をかけることが多いと思いますので、悪い意味で目立つこを避けるのが優先です(笑)

僕もサーフィンを始めてすぐの頃は、悪気なくローカルの人に前乗りをしてしまったことがありますが、そんな時、とても目立つウェットスーツを着ていたとすれば、「あのウェットスーツのヤツはうっとおしいな」とか「あのウェットスーツのヤツまた来てやがる」などと悪い印象を持たれることも考えられます。

黒色はワックスの汚れが目立つというデメリットもありますが、もしウェットスーツで個性を出したいのであれば、ワンポイントや部分的な色でカスタムした方がいいと思います。

僕のウェットスーツ購入失敗談

僕はこれまでに何度かウェットスーツで失敗しているので、その体験談をご紹介します。

まず、一つ目は”友人のウェットスーツを売ってもらった際”の失敗談です。

知人のウェットスーツを売ってもらった失敗談

僕は少し筋肉質で身長が175センチなのですが、僕のサーフィン友達に同じく筋肉質で身長180センチの友達がいます。

ある日、この友達が、「去年12万で買ったドライスーツがちょっときついので2万で売ろうか?」と言ってきたので、僕はちょっとくらい丈が長くても2万なら良いか…。と軽く考えて売ってもらうことにしたのです。

友人のウェットスーツを試着したところ、思った以上にフィットして丈の長さも問題なく思えました。

そして、そのウェットスーツを着て実際にサーフィンすることになったのですが、実際に海に入って動いてみると、足の丈の少し弛んだ部分から水が入ってきて、保温効果も全然ありませんでした。

よりにもよって、その日は外気温2度の日本海だったので、早めに切り上げて1人車内で待機する羽目になりました(笑)

こうして僕は、保温効果の無い2万円のドライスーツを手に入れたわけですが、ここから転売するにはさすがに手間もお金ももったいないと思って、しばらくの間は裾口を縛ってサーフィンしていました(笑)

結果的に、翌年僕は10万円出して新品のセミドライを買う羽目になったのですが、この失敗を受けて、僕は自分の身体にフィットしたウェットスーツの大切さと、1センチサイズが違うとどれくらいの違いが出てくるのかということを学ばされました。

店でオーダーした際の失敗談

次は、僕がお店でオーダーした際の失敗談です。

僕の知人にサーフィンのローカルの子がいて、その子がサーフショップを経営することになったので、さっそくお店に遊びに行きました。

そして、しばらく話をしているうちに、「少しでも店の助けになれば」と思い友情オーダーでセミドライをオーダーすることにしたのですが、ここで失敗しました。

ブランドと素材、そしてデザインを決めた後、僕は友人に全身を採寸してもらい、オーダー表に記載してもらいました。

そして、仕上がりを楽しみにしながら数週間待っていた時に”ウエット完成の連絡”が入ったのです。

ウキウキしながらお店に行き、仕上がったウェットを見るとイメージ通りのデザインでテンションも上がりました。

そして、その勢いでウェットを着てみることにしたのですが、ウェットを腰まで履いたところで、「え、これ俺のウェット?」と驚くことになった。

オーダーでピッタリのはずのウェットスーツですが、股上が異常にキツかったのです…。

最後まで着てみると、丈の長さなどは問題なくピッタリでしたが、股上がパッツンパッツンで股間が締め付けられ、非常に不快な着心地でした。

本当ならここで、きちんと状況を説明して調整してもらうべきだったのですが、相手が知人ということで少し言い出しにくく、結局僕はそのままオーダーウェットを着続けることにしました。

せっかくのオーダーウェットだったのですが、サーフィン中も常に股上が気になり、それに加えて「高い金を出したのにもったいない!!」という気持ちから終始サーフィンに集中することはできませんでした。

結果的に言うと、今回の出来事は友人が採寸に慣れていなく、採寸のミスだった可能性が高かったのですが、この教訓から言えることは

せっかくオーダーするなら、オーダーに慣れた老舗の店&慣れた店員さんにオーダーしてもらうこと

です!

あと、

もし、サイズが合わなければその場で必ず指摘して再調整してもらう

ことも大事です。

ウェットスーツのサイズは非常にシビアで、特に首回りなどの場所は1センチ違えば全く別物になります。

あと、採寸が完璧だったとしてもウェットスーツのブランドやモデルによっても仕上がりサイズが違うので、100%間違いない!ということはありません。

後から、指摘して追加料金を取られるのも気分が悪いので、その場でお店の人にハッキリ伝えることですね!

 

まとめ:サーフィンのウェットスーツの選び方!現役サーファーが解説

ウェットスーツの選び方についてまとめてきましたがいかがでしたか?

ウェットスーツは季節や身体に合ったものを使わないと気持ちよくサーフィンを楽しめませんし、今後の上達にも大きく影響してくるので、サーフボード以上に重要なものと言っても過言ではありません。

これからウェットスーツ買う方の参考になれば嬉しいです!

サーフボードの選び方については、下の記事で紹介していますので参考にしてくださいね!

サーフボードの選び方を現役サーファーが解説

では、また次の記事で会いましょう!

 

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