こんにちは!週末サーファーのMaruです!
ウェイクサーフィンがサーフィンの練習に向いている理由
については別の記事でご紹介しましたが、これからウェイクサーフィンに挑戦しようと思っている人や、何度か挑戦したことがある人の中には
・どんなボードを選べば良いか分からない!!
・今のボードでは思うような練習ができない!!
という疑問があると思います。
この記事ではそんな疑問に答えていきたいと思いますので、興味のある方は読んでください。
≪自己紹介≫
【年 齢】 :30代
【サーフィン歴】:約15年
【練習中の技】 :キレのあるオフザリップ
ウェイクサーフィンとは、走行するボートから発生した引き波の力を利用して波に乗るマリンスポーツです。
似たようなマリンスポーツにウエイクボードがありますが、ウエイクボードはトーイングロープを持ち、船の推進力を利用して前に進むので、根本的に原理が違います。
波が立たないと出来ないサーフィンに比べ、ウエイクサーフィンはボートさえあれば内海や湖でも楽しめますし、船が進む限り永遠と同じコンディションの波が発生するので、ある程度の基礎スキルさえあれば誰でもロングライドが可能になります。
サーフィンが1ライド数秒~十数秒であるのに対し、ウェイクサーフィンでは余裕で数分はライドできます!
つまり、週末サーファーであっても、短時間でサーフィン数十回分もの練習ができるという訳ですね!!
※風には弱いのでいつもできるわけではありません。
サーフィン練習にはどんなウェイクボードを選べば良い?
ウェイクサーフィンに挑戦したことの無い人の中には「ウェイクサーフィンでは専用のボードが必要?」と思っている人もいるかもしれませんが、ウェイクサーフィンでは、基本的に
いつも自分が海で使っているサーフボード
を使用することができます!
業者さんによって違いはあるかもしれませんが、ショートボードであってもロングボードであっても問題なく使えるので、お気に入りのボードで挑戦するといいでしょう。
ただし、目指したいレベルや習得したい技によっては使うボードを変更する必要性があると思いますのでこれから説明していきます!!
初心者編
サーフィン初心者であれば、特にボードを気にする必要はなく、いつも海で使っている板や
できるだけ浮力のある安定した板
を選べばいいと思います。
一概には言えませんが、ウェイクサーフィンでは、ボードが長ければ長いほどスピードが出て、幅が広ければ広いほど安定します。
ですので、ロングボードやソフトボードを使えば全くのサーフィン初心者であっても1、2回でテイクオフができると思います!
テイクオフを練習したい人
ウェイクサーフィンでボードの上に立つには、
・サーフィンテイクオフ
・ウェイクテイクオフ
の2方法がありますが、サーフィンのテイクオフを練習したい人であれば、サーフィンテイクオフを選択する必要があります!
ただ、ウェイクサーフィンでは”後ろから押される力”が弱く、失速しやすいので、初心者でテイクオフを練習したい人であれば、
少しでも長い板
を使用した方がテイクオフし易いです。
※ウェイクサーフィンの原理については別の記事で解説してます!!
ウェイクサーフィンでのテイクオフの練習方法⇩(この方はサーフィン歴5年で効率の良いアップスを練習中の方ですが、5’10のハイパフォーマンスボードを使っています。)
なお、僕の経験では5’5くらいのサイズであれば楽にサーフィンテイクオフができますが、それ以上短い板であれば、安定も悪く、失速しやすいので初心者がテイクオフするにはかなり無理があると思います…。
バランス力に自信がない…という人はファンボードやロングボードで試してみてください!!余裕で立てます(笑)
アップスを練習したい人
「テイクオフはクリアしたから、アップスなどのライディングやレールワークを練習したい!」
という人であれば、
特にボードのサイズにこだわる必要はない
と思います!!
ウェイクサーフィンでは、一度立てれば後は引き波が押してくれるので、普段サーフィンで使っているボードでサーフィンをイメージしながらレールワークを練習するのが一番だと思います。
※ただし、短い板ほど失速しやすくなるので、自身のない人は長めの板が良いかもしれません。
ウェイクサーフィンでのアップスの練習方法⇩(この方はサーフィン歴5年で効率の良いアップスを練習中の方ですが、5’10のハイパフォーマンスボードを使っています。)
中級者編
これまでに説明したようなサーフィン初級の練習であれば、比較的どんなボードでも練習の効果が期待できると思いますが、中級以上の練習をしようと思えば少し話が違ってきます。
例えば、サーフィン中級者で、
・リップの練習をしたい
・テールの蹴りこみの練習をしたい
・エアーにつなげるきっかけを練習したい
という方であれば、海用のパフォーマンス用サーフボード(5’8~)などでは限界が出てくると思います。
その理由の一つが、
スタンスが前になってしまい、テールが蹴りこめない
という理由です!
ウェイクサーフィンでは引き波を利用するので、通常のサーフィンよりは前荷重でスピードをつけていく必要があります。
つまり、前荷重になるということは後ろ足が前寄りにりになってしまい、適切な位置でテールを蹴りこめないのです。
テールスライドはもちろん、キレのあるトップアクションではテールの後ろ寄りを蹴る必要があるので、この状態は致命的な欠点になります。
体重75キロの僕はウェイクサーフィン用の練習ボードに
5’5で26リットルのボード
を使っていますが、もっと短くて浮力が無くても良いと思っています。
パフォーマンス系のボードが不利な理由その2は
テールが十分な引き波の力を受けられない
という理由です!
基本的にサーフィン用のパフォーマンス系ボードは強すぎる波の力を流す様なテール形状(ラウンドテール、ピンテール等)に作られているものが多いので、ウェイクサーフィンでは十分に引き波の力をもらうことができないのです。
ある程度の技であればパフォーマンス系ボードでも対応できますが、深いボトムターンからのトップアクションを練習しようと思った時に
深くボトムに降りたときに失速してしまう
ことが多くなってくると思いいます。これらのことを総合しますと、サーフィン中級者がウェイクサーフィンでリップアクションなどの練習をしようと思えば
5’0~5’5くらいまでの浮力を抑えた板
がベストだと思います!
※ボードの好みについては人それぞれですし、波を発生させるボートの種類や海水・淡水でも条件が変わってきます。
ですので、もし業者さんにレンタルボードや試乗ボードがあれば、色々乗らせてもらいながら自分に合った板を決めていくことをお勧めします。
まとめ:サーフィン練習に最適なウェイクボードは?レベルに合わせたボードの選び方を徹底紹介
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ウェイクサーフィンではサーフィンの数倍~数十倍はボードの上に立っている時間が長いので、非常に効率よくサーフィン練習ができます!
ただ、さらに効率よくサーフィンの練習をしようと思えば、ウェイクサーフィンに合ったボードを選択する必要があると思います。
僕は今、ウェイクサーフィンでエアーのきっかけを掴む練習を始めていますが、週末サーファーにとって効率の良サーフィン練習方法は永遠の課題でもあります!!
同じ週末サーファーにとってこの記事が少しでも参考になればと思います!
それでは皆様、次の記事でお会いしましょう!