Vストローム250のF1エラー(エンジン警告灯)原因や対策を解説

バイク

※この記事を作成後、再びF1エラーが発生しました…泣 最新記事で”F1ランプの原因はクラッチレバー?”について説明していますので参考にしてください⇓

参考⇒VストロームのF1エラー(エンジン警告灯)の原因はクラッチレバー?

みなさんこんにちは(^^)

この度、僕は愛車ヤマハWR250を手放し、新たに通勤用バイクとして

スズキVストローム250(通称Vスト250)

を購入したのですが、走行距離が1000キロにも満たない内に、

エンジン警告灯

が点灯しました・・・(*_*;

その後、何度もバイク屋(赤男爵)に通うも、なかなか原因究明&解決に至らず、修理が完了するまでに大変苦労しましたので、ここに僕の体験談と解決に至った径などをご紹介しようと思います。

少しでも皆様の参考になれば幸いです。

MYバイクプロフィール

年齢:30代
身長:175センチ
体重:75キロ

バイク歴:約18年
過去の愛車:CB1300、SR400、KL250、KLX250、VF800、HORNET250、RTL
競技歴:ジムカーナ、トライアル等
通勤距離:片道25キロ

Vストローム250の取扱説明書によりますと、エンジン警告灯については以下のように説明されています。

■エンジン警告灯

●メインスイッチをONにするとランプチェックのため約3秒間点灯します。

●燃料噴射機構に異常が起きると点灯または点滅します。

●バッテリ性能が低下すると早い点滅(3回1セット)を繰り返し、点検を促します。

ー注記ー
エンジン警告灯が点灯または点滅したら、すぐにスズキ販売店にご相談ください。

・エンジン警告灯が点滅している場合は始動ができません。

・エンジン警告灯が点灯していても走行できない場合もあります。

Vストローム250の写真

Vストローム250の(F1)警告表示とは

Vストローム250の取扱説明書によりますと、エンジン(F1)警告表示については以下のように説明されています。

■エンジン(F1)警告表示

燃料噴射機構に異常が起きると、オドメーターディスプレイ内にF1と表示します。同時にエンジン警告灯が点灯または点滅します。

ー注記ー
エンジン(F1)警告表示が出たら、すぐにスズキ販売店で点検を受けてください。

スタータースイッチの不具合による警告灯の点灯

平成29年内に製造されたVストローム250およびGSX250には、以下のような不具合が報告されていて、同不具合についてはリコールの対象になっています。

サービスキャンペーン開始日平成30年3月16日
不具合の内容右側ハンドルスイッチにおいて、スタータスイッチの構造が不適切なため、イグニッションスイッチをONにするとスタータスイッチの接点部に付着した水により導通し、エンジンが始動することがあります。また、スタータスイッチが導通した状態で走行すると、エンジン警告灯が点灯することがあります。
改善の内容全車両、右側ハンドルスイッチを対策品と交換いたします。

※リコールの詳細についてはメーカーのウェブサイトを参照ください。

※リコール対象車両はこちらで車台番号からも確認できます。

 

 

 

なお、僕がHPで検索した際、多くの人はこのリコールが原因で警告灯が点灯しているようでしたが、僕のVストローム250についてはリコール対象車両の後に製造された車体であり、リコールの対象ではありませんでした・・・。

それでは僕のバイクの症例についてご紹介していきます。

警告灯が点灯した際はどんな状況?

時系列

①通常走行中、警告灯が初点灯(累積約700キロ)

②バイク屋に持っていくも、エンジンを再始動すると消灯していた。

③通常走行中、2度目の点灯(累積約800キロ)

④バイク屋に持っていくも、ログを確認しようとしたところ、警告灯が消灯して原因特定できず。

⑤通常走行中、3度目の点灯(累積約950キロ)

⑥ログを確認すると燃料噴射系の異常が発覚したため入庫⇒燃料噴射系のパーツ(モーターだけ)を取り換える

⑦通常走行中、4度目の点灯(累積約970キロ)

⑧燃料噴射系のユニットごと交換することに決定

⑨数十キロに1回、警告灯が点灯する状況で運行を続け、ユニットが入荷するまで待つ。

⑩ユニットごと交換

⑪累積距離3000キロの現在も不具合なし。

警告灯が点灯した時の走行状況

バイク屋に入庫した際、メカニックの人に「どんな状況で点灯しましたか?」と質問されましたが、僕の場合、

晴れの日に通常走行中、ふとメーターパネルに目をやると警告灯が点灯していた

という状況で、特に思い当たる節はありませんでした。

点灯するとどうなる?

取扱い説明書には、「エンジン警告灯が点灯した場合、走行できない場合がある」と記載されていましたが、僕の場合、警告灯点灯後も

全く通常通り走行可能

で、エンジン等に違和感も全くありませんでした。

ただし、トリップメーターの表示場所にF1ランプが点灯するので、トリップメーターなどは使用不可能になります。

いつ消灯する?

一度、警告ランプが点灯すれば、数十キロ走行しても消灯することはありません。

ただし、点灯後、2、3度エンジンをON、OFFすれば警告灯が消える場合がありました。

警告灯が点灯した原因

結論から申し上げますと、僕の場合、エンジン警告灯が点灯した原因はスロットルボディでした。

※スロットルボディとは燃料や空気を取り込み、内燃機関へと送る役割をもつ部品

最初に入庫した際、スロットルボディのモーター部分の故障が疑われ、モーター部分のみを交換してもらいましたが、再度警告灯が点灯したため、スロットルボディをユニットごと交換してもらい、以降約2000キロ乗車するも現在までに警告灯の点灯はありません。

警告灯が点灯すればどうすればいい?

初めて点灯した場合の対応策

僕の場合、警告灯が点灯しても走行に問題はなく、スロットルボディを交換することによって、問題は解決しましたが、エンジン警告灯にはもっと深刻な原因が潜んでいるかもしれません。

説明書にも、すぐにご相談ください or すぐに点検してください、とあるように、最悪の場合、大きな事故につながる可能性も十分に考えられるのです。

つまり、エンジン警告灯が点灯した場合は、

すぐに運行をやめ、販売店に電話するなどして対応

した方がいいと思います。

夜間や山中など、どうしても運行が必要な場合もあるかもしれませんが、その場合は”自己責任”でお願いします(;^ω^)

警告灯が消えてしまった場合の措置

”警告灯が消えてしまった場合は常にカギを2本持ち歩け!?”

今回のF1警告灯問題で僕が一番驚いた(あきれた)のが、

一度警告ランプが消灯すると、エラーを確認できない

ということと

診断機を接続するのに一度シートを開ける必要があり、そのためにエンジンを切る必要がある

ということでした…(*_*;

つまり、エンジン警告灯が点灯して、わざわざ販売店に入庫しに行っても、

①シートを開けて診断機を接続するためには鍵が必要

②鍵を抜くためにはエンジンを切る必要がある

③エンジンを再始動した際に警告灯が消えていればエラーの原因が確認できない

ということになるのです。

素人考えでは「一度出たエラーなのだから、コンピュータに何らかのログが残っているだろう」と思いますが、Vストローム250の場合、警告灯のF1ログは点灯している時しか確認することができないのです。

このような理由から、警告灯が点灯した際、確実にエラーを確認するためには、常にカギを2本持ち歩き、販売店までエンジンを切らずに乗っていった後、スペアキーでシートを開けて診断機を接続することが必要なのです。

※深刻な本物のエラーの場合は容易に警告灯が消灯することは無いと思いますが・・・(;^ω^)

 

まとめ

今回の警告灯問題では、何度も台車に乗り換えるなどして、まあまあな手間がかかりましたが、結局の原因は

中途半端に性能が良くなったコンピュータのせい

だったと思います。

昔のキャブ車であれば、問題なく乗れていたレベルのエラーだったと思います。

この先も乗り物の電子化によってこういった不具合は増えてくるのだろうと思いますが、全ては乗り手の安全を考えてた結果であり、エラー一つにしても侮ってはいけないと感じました。

また、今回は新車購入後の不具合ということで、販売店&メーカーに対する怒りも沸くことがありましたが、

バイクというのは故障を繰り返しながら付き合っていくもの

でそれが相棒としての愛着につながるのかな…という結論にたどり着きました。(無償で修理してくれましたしね…笑)

最後になりましたが、僕と同じ症状の方がおられて、この記事の内容が少しでもお役に立てれば幸いです。

 

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